BARIZO-GON

芋が好きすぎて色々と日常生活に支障をきたしているtaishoの無気力な現実逃避場所です

バイアスの罠

おはこんばんにちは

taishoです

 

 

突然ですが皆さん、自分の周りにいる仲のいい友達を想像してみてください

 

いいですか、仲の良い友達ですよ?

なんなら気の置けないくらい仲の良い友達の方がこの話題には相応しいです

 

想像できましたか??

では次に、その人のキャラクターをイメージしてください

 

どうですか?

なんかキャラ濃いよな〜、よく考えたら自分の周りのやつって皆キャラ濃くね?

ってなりませんか?

 

ちなみに自分は友達を思い浮かべるとつくづくそう思います

今回はそういうお話です

 

つまり、仲良くしてるやつってなんでこんなキャラ濃くておもろいんやって話です

 

 

そこでこんな仮説を立てました

仲良くなってきたら、そいつのいいところがだんだんと見え始めて謎のバイアスがかかって世界一面白くみえてくる」んじゃないかと

 

んで、心理学になんかそんな言葉ないんかなーと調べてたらビンゴでした

その正体が内集団バイアス(ネポティズム)と呼ばれるものです

簡単に言うと「身内びいき」ってやつです

 

ざっくりとした説明をすると、自分が仲間だと認めたメンバーは優れているように見えてくる心理のこと

本当は優劣など存在しないんですが、仲間意識が芽生えてくるとそういう傾向があるみたいです

 

つまりこれを最初の話に当てはめると、

自分の友達(内集団)はめちゃくちゃキャラ濃くておもろい(優れている)

ってことです

 

この心理が働くこと自体、構わないと思うんですよ

それは仲間を信用している証、また自分への肯定でもあるし、ポジティブなことだと思います

ただ、問題になるのがこの心理が過度に働いてしまうと外集団(自分が属さない他人)に攻撃的な姿勢を向けてしまうことなんです

 

すごく大きな集団で例えてみましょう

「男」「女」

生物学的にはヒトはどちらかに分類されますよね?

よく話題になる男女差別

この現象自体が一種の内集団バイアスと言えそうです

  • 女は男に比べて空間認識力が低い
  • 男は女に比べて整理整頓に疎い

ほんの一例ですが、こういった偏見がちょくちょく見受けられます

これって、結局おおきな括りでの身内びいきですよね

 

他にもよくあるのは

  • 日本人は外国人より優れているというような日本人至上主義

これは高度経済成長期に働き盛りだった上の方の世代に多いような気がします

ごめんなさい、これは自分の偏見ですね…

 

ともあれ、自分の集団を優れていると思えることはすごくいい事だと思うんです

でも、こういった事例をみるかぎりだと過度なひいきは差別感情にも繋がりかねないです

まさに表裏一体

 

これを調べてて思ったのは、絶対に比較しちゃいけないなということです

比べるという行為を行うたび人は醜くなっていくと思います

時には俯瞰でみてみること

この視点はすごく大事です

ですが、それ以上に人の本質は絶対的であることを心得ましょう

相対的にその人の優劣は変動しません

 

自分の仲間って面白いし最高やわ

って発想から

でも、ほかの人らも絡んでみたらおもろいんやろなー

よっしゃ友達の輪ひろげたろ

ってなればすごく良き

 

自分の周り(内集団)だけではなくて他の人(外集団)のいい所も見つけられるとすごくいいなと思いました

互いを尊重しあうことがこのバイアスの罠を解く鍵です

そういうスマートな人間になりたいものです

 

 

 

自分の家の庭に生えてるこの木めちゃくちゃでかいよな〜間違いなく世界一だ!!

でも、ある日ふとなにかのきっかけで丘の上に登ったとき気づくんです

あれ?

もっとでかい木いっぱいあるやん…

なんならうちの木低いほうやん…

ほかの木すごい立派で綺麗やな

うちの木なんて…

それから距離をおいてしまうんです

しばらくして嵐がきたとき木が自分を守ってくれてやっと気づきます

やっぱりうちの木が1番だったんやな

でも、時すでに遅し

木はその命を終えます

 

上で話したのとは真逆で、

内集団を俯瞰したとき、外集団と比較して悪いところにばかり目がつくようになってしまうこともあるかもしれません

あるいは隣の芝が青く見えるかもしれません

それが外集団への妬みや僻みへと変わっていくのは本当に醜いです

比べること自体が不毛だと気づいたたときにはすでに修復不能だった

絶対そんなことにはならないようにしたいものです

 

あ、これ一曲かけそう