BARIZO-GON

芋が好きすぎて色々と日常生活に支障をきたしているtaishoの無気力な現実逃避場所です

五十音とイメージの関係

どうも、taishoです

 

 

今回は五十音とイメージについてのお話を書きます!

 

人の名前なんかを聞いた時、なんとなく

「気が強そうだな〜」とか

「優しそうな人だ」とか

そんなイメージをしてしまうことありませんか?

 

例えば、

ユウマさん

ジュンヤさん

という2人の人物がいたとします

音の響き的にどちらが気が強そうに感じるでしょうか

 

周りの知り合いの影響など、様々な要因で必ずしもとは言えませんが音の響きという観点で言えば、後者ではないでしょうか

 

なんでそう思ってしまうのか、

それは言葉が持つ音のイメージが関係してくるからです

 

私たちが普段使う日本語には濁音や拗音を除いて50個の音があります

それらの音のイメージがそのもののイメージを操作してしまうことがあるのです

 

それでは、それぞれの音の持つイメージというものを以下にざっくりと書いてみます

(これは個人によって感じ方が違うので、○○の音は絶対に○○のイメージ!!みたいに断言はできません、あくまでも私個人が感じたものです)

 

●母音

あ-明るく強い

い-強く鋭い

う-優しく包み込む感じの響き

え-明るいが主張はそれほど強くない

お-丸くふわっと広がる感じ

 

●行

あ-元気が良く空間的な広がりを感じる音

か-歯切れの良いリズムを感じる音

さ-シャープで鋭く刺さるような音

た-どっしりとした力強さを感じる音

な-角のないふわっとした優しい音

は-脱力してて浮遊感のある優しい音

ま-可愛さのある丸っこい優しい音

や-幼さを感じる可愛い音

ら-溌剌としている音楽的な響きがある音

わ-独特の響きがある宇宙的な音

 

●濁音

これに関してはひとまとめにしてしまいますが、とにかくインパクトのある音です

とてもない力強さを感じつつも、あまり響きのない音のように聞こえます

 

敵キャラや怪獣の名前に濁音が多いのもそういうインパクトを考慮しているのかも知れません

 

もう一度言いますが、これはあくまでも私個人が感じたただの感想です

異論どんとこいです

 

なぜ、こんな話をしたかということなのですが、この響きの印象操作が創作の際に活用できるのでは?ということが言いたかったためです

 

というのも、

例えばキャラデザインでキャラクターの名前を決める際、性格に応じてキャラ名をイメージ通りの方向に持っていきやすいのではないか

逆に言えば、名前からそのキャラクターの性格をコントロールできるのではないかということです

キャラの性格が名前に沿っているかというのは、キャラがぶれにくくなる大事な要素だとおもっています

読者目線で見ても、名前と性格のギャップが少ないというのは違和感なく物語に入り込める要因でもあると思います

(そのギャップを逆手に取って魅力的なキャラを生み出すことはもちろんあります、ギャグ漫画などでは顕著)

 

また、歌モノの作詞の面でみても

サビの頭など、盛り上げて響かせたい箇所は力強い「あ」「い」の音を使う、バラードに濁音は控えめにするなど、音の響かせ方を考えて言葉を配置することは重要です

 

芸術と呼ばれる分野は基本タブーはないので、結局自由にやって受け入れられれば問題ないのですが、こういった部分を抑えていけば少なくとも変な仕上がりにはならないかなという感じです

 

基本の型も知らずにめちゃくちゃして売れてしまってもそれはただのまぐれです

基本の型を知っているからこその型崩しということを心に留めておきたいtaishoでした